HTMLファースト(HTML-first)
概要
HTMLファーストは、Web を まず素の HTML だけで完全に動くように作り、JavaScript は段階的な機能強化(プログレッシブエンハンスメント)として後から重ねる 設計思想です。重い SPA(JavaScript 前提)が、低速回線・古いブラウザ・支援技術のユーザーを排除してしまう問題への揺り戻しとして語られます。
事例:申請フォームの再構築
公共事業の申請フォームを Astro で HTML ファーストに作り直したところ、ユーザー数が一夜で倍増しました。JavaScript の不具合で離脱していた層が戻ってきたためです。HTML_First_Web_Design
- JavaScript なしでも完全に動作する HTML を土台にする
- Web コンポーネントで段階的に機能を強化する
- フォームの各段階でバックエンドに保存(1ヶ月後に再開して完成したケースも、データ喪失ゼロ)
- バリデーションは 1KB 未満の軽量実装
基本思想
公共サービスは、すべての機器で、接続が悪くても動く必要がある。
古いブラウザ・低速回線・支援技術ユーザーを排除するのは受け入れられない、という立場です。シンプルな HTML で作れば「30年後も動くシステム」になりうる、という長期保守性(システムパフォーマンス / ソフトウェアアーキテクチャ のシンプルさの価値)の主張でもあります。